牛。豚。鳥などなど、普段、人々が口にしている肉(ミート)は他の生物が作り出し、その恩恵にあずかるものです。
ここにきてついに人造の肉が開発されました。
「家畜の食用となる部分だけを培養によって作り出すこと」で人造肉が完成したそうです。
「shmeat」と名づけられたその肉は、
アメリカのサウスカロライナ医科大学で研究している
生物学者のVladimir Mironov氏が、動物組織から培養し作り出された。
科学の力、発展。すごいものですね。
培養で作り出すという発想がどちらかというとゲームや漫画などのファンタジーな発想に思えてしまう。
しかし、一世紀以上前から考案はなされていたそうで、ここにきてようやく完成にこぎつけたようです。
ただ、直面する問題は生産設備と資本金と消費者の需要
おそらく生産には膨大な設備投資が必要になるでしょう。
そして、そのためには資本金も必要ですし、その設備投資費や資本金をまかなうために価格も非常に高価な設定をしなければならないでしょうね。
また、この研究に対して分子生物学者のMargaret Mellon氏は「人工の肉を培養して作り出すという発想は非常に悪いものである」と述べているそうです。
確かに倫理的に抵抗感を感じるのは確かですね。
合成されたものを食べるものですから、なんとなく自分自身も家畜になってしまったようなそんな気分になってしまうかもしれません。
宗教的にも、きっと意義を唱える方も多いでしょうね。
なんにせよ、面白い取り組みですし、食糧問題の解決の一つの方向性としては有りだと感じますね。