企業の倒産件数が前年と比べて増大しています。
東京商工リサーチが発表した4月の全国企業倒産状況によると、
倒産件数(負債額1000万円以上)は前年同月比8.3%増の1215件発生したそうだ。
前年と比べ倒産が相次いでいるのを倒産ラッシュと表現している。
業種別では不動産業が前年同月比50%増、運輸業が38.8%増と際立っている。
不動産業が増えているというのは、どういったことからだろうか?
不動産取引自体の数が減っているからなのだろうか?
金持ち父さん貧乏父さんなどの本の影響もあり、一時不動産投資ブームとなっていたと思うのですが、
この倒産件数を見るとどうも不動産業に追い風が吹いたのではなかったようですね。
倒産件数はここ3年ほど増加基調ですが、ベースライン自体が上がってきているそうです。
また負債の金額も増加している模様で、負債額100億円以上の倒産も10件あったそうだ。
中堅クラスの企業でさえも資金繰りに苦しみ、倒産というケースも増えてきている。
かろうじて堅調だった関東や中部地区でも倒産件数が増加傾向が見られる。
原因として考えられるのは、
・国内景気を牽引してきた大手製造業も円高や石油高、原料高の影響で利益が圧迫。
・政治の混乱も先行き不透明感が高まり、不信感がぬぐえず。
・景気を下支えしてきた好調メーカーの下請け・孫請け企業の切捨てや厳しい要求。
こういったことが考えられるだろう。
静かに、しかし確実に倒産件数が増加している・・・・
一方での起業や会社設立のほうはどうなっているのだろうか?
興味をそそられる記事でした。
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